毎日のように響く、隣や上の住民が発する騒音。足音に話し声、洗濯機の音や掃除機などの家電の音。大音量のテレビやステレオ。ビシャン!と勢いよく窓を閉める音。
騒音の悩みは、マンションやアパートに住んでいる人にはつきものですよね。多少の音なら我慢できるけど、毎日朝から晩まで続くとなると、イライラはMAXに。
そしてついに苦情を入れることを決意。でも、ここで様々な悩みが。
「どんな人かわからない。怖い人だったらどうしよう・・・。」
「報復や嫌がらせをされるかもしれない。」
「どうやって伝えたらいいの?誰かに相談するべき?」
騒音を注意したいけど、そのために関係がギクシャクし、さらに住みにくくなっては意味がないですよね。
もしあなたが一人暮らしの女性であれば、住みにくくなるどころか身に危険が及ぶ可能性すらあります。
お互いに気持ち良く生活を送れるように、できるだけ波風を立てずに穏便にコトを収めたいもの。
では、トラブルを起こさずに騒音をやめさせるにはどうすれば良いのでしょうか?その方法や注意点をまとめてみました。
まずは管理会社や大家さんに相談する
騒音主に苦情を伝えるためにはいくつか方法があります。
- 直接言いに行く
- 手紙を書く
- 管理会社・大家さんに相談する
- 警察に通報する
- 仕返しする
トラブルを未然に防ぐためにまずおこなうべきなのは、「管理会社・大家さんに相談する」ということです。
その理由について説明します。
住民の快適な生活を守る責務がある
管理会社や大家さんには「住民に快適な生活環境を提供する」という義務があり、これを脅かす存在が現れた場合は対処する責任があります。
騒音は、まさに住民の快適な生活を脅かす存在です。イライラするだけでなく、不眠や体調不良、ノイローゼなどに及ぶ可能性を秘めています。
騒音に困ったら、まずは管理会社や大家さんに相談してみましょう。
第三者の口から伝えることの大切さ
管理会社を通すことに、遠まわしでまどろっこしさを感じるかもしれません。直接伝えたほうが効果があるように思われるかもしれません。
ですが、世の中には色んな人がいます。言ってわかる人ばかりではないのです。
たとえ丁寧な口調でこちらの気持ちを伝えたとしても、聞き入れてくれなかったり反感を買ったりする人もいます。
トラブルを避けながらスムーズに騒音問題を解決するためには、直接コンタクトを取るのではなく第三者の口から伝えてもらうことが最善です。
やってはいけないこと
騒音の苦情を入れる際にまずおこなうこととして「管理会社・大家さんに伝える」ことを挙げましたが、次は「これだけは絶対にやってはいけないこと」について説明します。
直接怒鳴り込む
毎日の騒音のせいで生活を乱され、ストレスがたまっている。イライラしている。
「今日という今日は我慢ならん!怒鳴ってやる!」
ちょっと待ってください。怒りの感情をそのまま相手にぶつけてはいけません。
感情的になって怒鳴り込んだとしても、収まるどころか余計に反発するでしょう。騒音がひどくなったり、陰湿な嫌がらせを受けることになるかもしれません。
まずは管理会社に相談するべきですが、どうしても自分の口で苦情を伝えたいときには、冷静になって丁寧に接するようにしましょう。
同様に、手紙で苦情を伝える際にも、丁寧な言葉遣いで読み手の気持ちを考えるようにしましょう。
音で仕返しする
「目には目を、歯には歯を。騒音でやられたら、騒音でやりかえしてやろう。」
その気持ちはわかりますが、仕返ししても何も良いことは起きません。
仕返しすることで一時の気持ちはスッキリするでしょうしストレスも解消できるでしょうが、根本的な解決には至りません。
やり返すことによって、相手はさらに騒音に磨きをかけてくるでしょう。
それだけではなく、あなたが発した騒音が他の住民に迷惑をかけることになりかねません。
騒音主だけに音を伝えているつもりでも、マンションは予測不能な音の伝わり方をするため、予期せぬ範囲に及びます。
そうなってしまっては、被害者のつもりがいつの間にか加害者になってしまい、多くの住人から疎ましく思われる存在になってしまいます。本末転倒です。
あくまでも「騒音をやめさせる」という目的を忘れずに対処に努めましょう。
まとめ
- まずは管理会社・大家さんに相談する
- 直接苦情を伝えにいくことは危険なので避ける
- 音で仕返しをしても何も良いことは起こらない
苦情を入れることを思い立った瞬間というのは、精神的にも異常である場合が多いでしょう。我慢が限界に達した時でしょうから。
そんな時こそ、落ち着いて最善策をとることを心がけるできです。
直接怒鳴り込むのではなく、管理会社や大家さんに状況を伝え、対処してもらいましょう。